イベント

第2回 つながる集会所 ~【対談】NHN comico×and factory 動画ネイティブ活用術~

開催日 2018年10月24日(水)19:00~21:30
場所 株式会社ファンコミュニケーションズ
本社2F セミナールーム
イベント内容 第1部 セミナー「マンガアプリの広告掲載における課題や疑問、nendが答えます!」
第2部 対談「comico×and factory 動画ネイティブ活用術」

はじめに

「つながる集会所」スタート!

先日、nendでは動画ネイティブ広告をテーマに第2回目のイベントを実施しました。

このテーマを語るにあたり、相性の良いマンガアプリは外せない!と思い今回はマンガアプリメディア様を対象にセミナーを行いました。

さらに、今回から初の試みとなるパネルディスカッションを実施しました!このレポートではパネルディスカッション内容含め、第2回の「つながる集会所~【対談】NHN comico×and factory 動画ネイティブ活用術~」についてご報告させていただきます。

第1部では「マンガアプリの広告掲載における課題や疑問、nendが答えます!」と題し、nendのデータや事例をもとに、動画市場・フォーマット・収益性・掲載事例などをご紹介させていただきました。
第2部では「NHN comico×and factory 動画ネイティブ活用術」と題し、NHN Japan株式会社の浜野 美穂子様、and factory株式会社の西 香織里様にご登壇いただき、マンガアプリでのマネタイズ方法について幅広くお話しいただきました。

第1部「マンガアプリの広告掲載における課題や疑問、nendが答えます!」

マンガアプリと動画広告の相性は本当に良いの?

第1部ではメディア様サイドの営業である髙田が登壇し、マンガアプリを運営されているメディア様が日々抱えている課題や疑問に対して幅広くお話させていただきました。
まず、動画広告市場は伸びているというよく耳にすると思うのですが、本当にそうなのか?!というところを、nend内のデータをもとに検証してみました。実際にnendの動画広告売上は右肩上がりに推移し、売上TOP広告主の約73%がしています。
またnendが配信している広告案件の中で、ゲーム・マンガ以外で特に伸び率の高いジャンルでは面白い結果が出ました!

色々なジャンルの案件がある事で、様々なユーザーさんにマッチした広告が流せるということはnendの広告の強みです。

その他にもnendの実績から動画広告の収益性や掲載事例をいくつかご紹介させていただきました。動画広告の中でも動画リワード広告は皆さんなじみ深いと思うのですが、動画ネイティブ広告に関してはまだまだ不明点があるのではないでしょうか?
当日は静止画ネイティブ広告と動画ネイティブ広告を併用したメディア様の事例をご紹介させていただきました。

既存の広告を削除し、新しい広告を掲載するというわけではなく、追加で動画ネイティブ広告を掲載いただくことで現状の収益にプラスオンとなる可能性があるので、静止画ネイティブ広告をご利用いただいているメディア様にもおすすめです!

掲載事例としてはマンガアプリでの様々な掲載方法をご紹介させていただきました。動画ネイティブ広告のスタンダードな掲載方法として、記事やコンテンツになじむ形でインフィードとして掲載する方法があります。その他にもマンガアプリメディア様特有の掲載方法として、マンガ読了後の流れで縦型の全画面動画ネイティブ広告を掲載する方法があります。実はこちらコンテンツ終了時での実装となり、ユーザーさんが落ち着いたタイミングで動画が流れてくるので、効果良好となっているんです!来場メディア様の中でも興味を持ってくださった方が多かったようでした。

このように、マンガアプリさんと動画ネイティブ広告は収益性・掲載方法の両面から相性が良い傾向にあるので、ご興味ある方はぜひ実装をご検討してみてくださいね。

第2部「NHN comico×and factory 動画ネイティブ活用術」

メディア様の実話をもとに、マネタイズのコツを包み隠さずご紹介!

続いて、第2部ではNHN comicoの浜野様、and factoryの西様をお招きしてパネルディスカッションを実施させていただきました!
NHN comico様の『comico(iOS/Android)』は男女比率が3:7に対してand factory様運営の『マンガUP!(iOS/Android)』では男女比率が8:2だったり、NHN comico様はオリジナルマンガがメインなのに対してand factory様では出版社マンガがメインだったりするなど、対照的な2社様ですが、ここからは本番の臨場感を少しでもお伝えしたいので、質疑応答形式にさせていただきます!

動画リワード広告を入れるコツは?メリットデメリットまで解説!

 – 動画リワード広告を掲載するにあたって気をつけた点はありますか?

NHN comico 浜野様(以下、浜野):まずは気づいていただくことが重要だと思うので、HOMEの右下にフローティングのような形で出しています。
また、私が普段マンガアプリを使っていて、マンガをあと一話だけ読んでみたいときに課金はハードルが高いけどCM30秒見て読めるんだったらいいかなという考えがあったので、お客様の需要にこたえるためにも作品レンタル用の動画リワード広告を設置しました。

and factory 西様(以下、西):私も浜野さんと同じように、いかにユーザーさんにアピールして気付いてもらえるかが重要だと考えています。利用回数を上げることが収益に直結してくると思うので、ログインボーナス枠ではポップアップを出したりわかりやすくボタンを配置したりするなど工夫しています。
またポイントが0になったユーザーさんに対する動画リワード広告は、見れる回数を試験的に何度か変え、今は3回に落ち着いていますね。

 – お2人が考える、動画リワード広告のメリット・デメリットは何ですか?

浜野:メリットはやはり高い収益性です。広告のマネタイズを始めるとなった時にも「動画リワードってすごく収益性高いよ」っていうお話は結構あったんです。
デメリットは知らず知らずのうちにパケットを使っていることですね…ただ、それに対してはキャリア回線の時はあまりリクエストをしないようにしてWifi環境の時に動画を出来るだけダウンロードするようにするなど対策をしています。

西:メリットは、使うことへの抵抗感が低いことです。課金やオファーウォールと比べると、「30秒の動画くらいだったら見ようかな」とユーザーさんは思うだろうと推測しています。利用率が他の広告と比べて高くなるので収益インパクトとしては入れるべきですね。
デメリットは広告切れや予期せぬエラーが発生することです。エラーが起こってしまうと、ユーザーさんからするともらえるはずのポイントがもらえない=アプリに対しての不満につながります。そういった状況を解消するために、広告が切れたときにエラー通知を受け取り、別のアドネットワークへポストバックできるような自社SSPのような仕組みを構築しています。

動画ネイティブ広告はなぜマンガアプリと相性が良いの?徹底分析!

 – 動画ネイティブ広告掲載時に、工夫したことはありますか?

浜野:マンガ読み終わりページに掲載しているのですが、実は一番最初は応援するボタンやコメントの下に設置していたんです。ただ、あまりにも掲載箇所が下過ぎて、誰も見てないっていう状況になってしまったので、動画に限らず見られない広告は意味がないのでマンガのすぐ下に掲載しました。
またマンガの目次ページはそこそこPVがあるので、ここも何かしらの広告入れたいなと思い、そこまで邪魔にならずに収益化できるものは何か考えたときに動画ネイティブ広告がちょうどよかったので掲載しました。

西:私たちはレクタングルのような形で動画ネイティブ広告を掲載しているのですが、巻末の広告の枚数をマンガごとで変えています。(ポイントを全く利用しないFreeのチャプターは広告の枚数を多くしたりなど)広告の収益を上げるには広告掲載箇所を増やすのが手っ取り早いですが、弊社ではユーザーさんのストレスを考え、広告の増やし方は慎重に行っています。例えば、既存ユーザーは広告が1箇所のまま、新規ユーザーのみ2箇所に増やす。そうすることで、どちらのユーザーさんも違和感やストレスがなく、アプリとしては広告枠の増加につながります。

 – マンガアプリと動画ネイティブ広告は本当に相性が良いと思いますか?

浜野:良いと思います!
マンガのコンテンツはどれも静止画で、その中に静止画のバナーがあってもちょっと馴染みすぎちゃうところがあるので、動画によって適度に目立たせられるという点で相性が良いのではないかと思います。あと普通のバナーよりは収益性が高いので助かってます。

西:私も浜野さんと同じで、静止画を今まで見ていたユーザーさんが、そのあと動いているものがあると目を引くのかなというのがありますね。またカスタマイズが可能なので、一連の流れで入れ込むことができるのも良いですよね!最近広告主さんはFacebookやTwitter出稿するために必ず動画素材を用意していたり、動画の出稿予算を増やしていたりするのを感じるので、動画ネイティブ広告に限らず動画市場は今後どんどん伸びていくんだろうなあと実感しています。

以上、お2人のお話を少しだけピックアップしてご紹介しましたが、その他にも今後の展望など貴重なお話をたくさんしていただきました!
NHN comicoの浜野様は、今後IPを使ったタイアップクリエイティブのとのことです。and factoryの西様は、雑誌が売れなくなってきている今、各出版者様の新規マンガの発表の場としてアプリを活用していただき、Win-Winの関係を築いていきたいとのことです。

どちらの会社様も、自社だけでなく関係しているすべての方に対して何か付加価値をもたらそうと努力されていることがイベントを通して伝わってきました。
今後も、様々な会社様と一緒にパネルディスカッションを実施していきたいと考えています!

以上が、「つながる集会所 ~【対談】NHN comico×and factory 動画ネイティブ活用術~」の概要です。

おわりに

イベント終了後は軽食とお飲み物をご用意させていただき、nendの他の営業メンバーも合流してメディア様とお話させていただきました。
nendとメディア様がつながるだけでなく、メディア様同士でもつながり、活発にお話しされている様子を見て、今後もこういった機会を作っていきたいと改めて感じました。

参加者のみなさまの声

アンケートにご記入いただいた感想を一部ご紹介します。

  • マンガアプリ内でスクショ防止は確かに必要だと思いました。
  • 思っていたよりも動画ネイティブ広告は様々な形で利用できそうなので、良い掲載方法を検討しようと思いました。
  • 動画ネイティブ広告の掲載数を増やします。
  • 話末、話一覧への動画ネイティブの導入を検討します。
  • 他社の話が聞けるのが良いと思ったので、色々な会社を招いてほしいです。

たくさんの貴重なご意見ありがとうございました。
いただいたお声を参考にして、より充実した内容のイベントをどんどん企画してまいりますので、ぜひご参加いただければと思います!

ご興味のあるアプリメディア様は、営業担当までお気軽にお問合せください。

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