ノウハウ

nendの担当者に聞いた!
マンガアプリのマネタイズでよくある悩みと解決策

今回は、マンガアプリのマネタイズをテーマにお伝えします。マンガアプリは、ビジネスモデルによってマネタイズ方法が多岐にわたります。そこでこの記事では、マンガアプリでオーソドックスなマネタイズ方法や、よく聞く悩みに対してnendでできる2つの解決策を、営業担当の岡本が事例を交えてご紹介します。
マンガアプリのプロモーションについての記事もあわせてご覧ください!)

株式会社ファンコミュニケーションズ nend営業 岡本 ひかる

東京の東側、下町で生まれ育った海とホッピー大好きお姉さん。
「誰よりもメディアさんのサービスを使い込んで提案する」をモットーに、現在はマンガ・小説メディア様中心に担当をしている。趣味は海で飲みながら電子書籍を読むこと。最近好きなマンガは『はぐちさん』と『呪術廻戦』。

マンガアプリのマネタイズのアイキャッチ画像

「マンガを読まない日はない。」マンガ愛あふれる営業マン

編集部:今日はよろしくお願いします!まず岡本さんの経歴を教えていただきたいのですが、確か美術大学出身でしたよね?

岡本:はい、そうです。昔からデザイナーを目指していて、新卒で内定をもらった会社でも、Web広告の部署でデザイナーとして採用されたんです。ただ、その部署が新しく立ち上がったばかりで業績が不安定なこともあり、入社前になくなってしまったんです。そして入社日に、このまま会社を辞めるか、営業として働くか選んでほしいといわれて…

編集部:ドラマみたいな展開ですね。そこでどのような決断をしたんですか?

マンガアプリのマネタイズについて語る

岡本:結局、営業として働くことに決めました。お客さんから要望を聞きだして、今後の方針を一緒にデザインしていき、良いものを作っていくという部分はデザイナーと共通しているのかなと感じたので、とりあえず頑張ってみようと決断しました。最初はとりあえずでしたが、どんどん営業の魅力にはまっていって、転職した今もなお、営業職として働いています。

編集部:現在、岡本さんはメディア様向けにマネタイズの提案を行っていると思うのですが、どういったジャンルのメディア様とお会いする機会が多いですか?

岡本:マンガと小説がメインです。もともとマンガを読むのがものすごく好きで、自分が好きなジャンルの方が知識が身につくスピードも速く、その分メディア様のお役に立てるのではないかと思い、そのジャンルを中心に営業することになりました。

編集部:一口にマンガと言っても、マンガアプリにあるような電子コミックと、紙の単行本があると思うのですが、どちらの方が読みますか?

岡本:両方ですね。基本的な流れとしては、マンガアプリで全話読んで、気に入ったマンガは何度でも読み返したいと思うので、そこからは紙の単行本を全巻買います。マンガを読まない日はないですね。

編集部:ちなみになのですが、スマートフォンにマンガアプリはいくつインストールされてますか?

岡本:20~22個くらいはフォルダに入ってますね。

編集部:すごい数…!!

岡本:一般的なユーザーさんのインストール数をはるかに上回っていると思います。というのも、普段お会いするメディア様が運営しているマンガアプリは必ずインストールして、掲載マンガをしっかり読み込んでいるので、どんどん数が増えてきています。
あと打合せの時に必ず、担当者様が好きなマンガを聞いています。純粋にマンガが好きでお伺いしているのですが、今まで自分が読んだことのない作品も教えていただけて、とっても勉強になるんですよ!

マンガアプリで有効なマネタイズ方法に共通するポイントとは

編集部:マンガアプリは現在、どのようなマネタイズ方法が主流でしょうか?

岡本:基本的にはビジネスモデルによって合うマネタイズ方法は違ってきます。
自社IPコンテンツの有無や、マンガを読み進めるためにチケットやポイントを付与しているかどうかによって、相性の良い広告フォーマットも様々です。その中でもオーソドックスなのは、チケット制のマンガアプリで動画リワード広告を掲載する方法です。(導入事例もぜひご覧ください!)

編集部:どのようなタイミングで動画リワード広告を掲載するのが良いでしょうか?

岡本:一般的なのは、「ログインしたとき」と「マンガを読み進めるためのアイテムがなくなったとき」です。

マンガアプリで動画リワード広告を掲載する方法

まず「ログインしたとき」は、ログインボーナスという形でとにかく広告表示箇所を目立たせて動画リワード広告を掲載するのがおすすめです。ログインするたびにインセンティブが付与されるということがユーザーさんに刷り込まれると、アプリの起動率も上がってくるかと思います。
次に「マンガを読み進めるためのアイテムがなくなったとき」は、マンガをできるだけ早く読み進めたいユーザーさんの動きに沿った、自然な掲載方法になります。そのため、ユーザーさんから好意的に受け入れられる傾向にあります。

編集部:これらの掲載タイミングで、共通していることはありますか?

岡本:すべて、トラフィックが多い導線に広告を掲載していますね。
ユーザーさんの体験を広告によって阻害するのはもちろん避けなければいけないのですが、広告は見られないと意味がないので、収益をしっかり上げて良いサービスを長期的に運営するためには多少は目立つ箇所に掲載する必要があると思います。

編集部:動画広告の場合、容量の大きさを懸念しているメディア様もいらっしゃると思うのですが、何か対策はありますか?

岡本:おっしゃる通りで、動画広告を掲載するとなると、実装方法次第では表示に遅延が生じてしまう可能性があります。それを避ける一つの案として、マンガの読み始めのタイミングで、事前に動画をキャッシュしておくような仕様でご実装いただくことをおすすめしています。

編集部:動画リワード広告では必ず何かしらのインセンティブを付与すると思うのですが、そのインセンティブ量はどのように決めれば良いでしょうか?

岡本:自社のIPコンテンツを持っている場合は動画リワード広告を見るたびに1話分を開放する、というのも良いかもしれません。
ですが、例えば出版社にお願いしてマンガを仕入れている場合は、1作品あたりの費用を考慮して、動画1回視聴当たりこれくらい返すと赤字になるな…といった計算をする必要がありますね。メディア様によってビジネスモデルは異なると思いますので、しっかりお話を聞きながら、それぞれに合った効果的な掲載方法を提案できればと思います。

1impの価値を上げるためにnendでできる2つのコト

編集部:普段営業をしている中で、マンガアプリを運営しているメディア様からよく聞く悩みはありますか?

岡本:最近よく聞くのは、売り上げを上げたいけれどすでに何か所か広告を掲載していて、これ以上掲載箇所を増やすのはユーザービリティを考慮すると難しいという悩みですね。そこで、1impの価値をいかに上げていくかということを課題にされているメディア様が多いです。

編集部:その課題に対して、nendができることはありますか?

岡本:nendとしてご協力できる方法は2つあります。
1つは、ユーザー属性データを利用した配信です。マンガアプリ内で、ユーザーさんの性別・年齢・興味のあるマンガジャンルなどのデータを取得している場合は、そちらのデータをnendに送っていただければ自動でユーザーさんの属性にマッチした広告を配信することが可能です。

編集部:具体的にどういうことでしょうか?

岡本:例えばコスメの広告を男性ユーザーに配信するよりも、女性ユーザーに配信した方がCTRが高くなると思いますし、逆も然りで、髭剃りの広告を女性ユーザーに配信するよりも、男性ユーザーに配信した方が親和性が高いと思います。そこで、性別・年齢・興味のあるマンガジャンルなどのデータに基づいて男性だと推測されるユーザーさんには男性向けの広告、女性だと推測されるユーザーさんには女性向けの広告を配信することで、ミスマッチを軽減し、1impの価値を上げることができます。

ユーザー属性データを活用した配信

編集部:実際にそのような取り組みをして、収益が向上したメディア様はいらっしゃいますか?

岡本:はい、お取り組みいただいてCPMが1.3倍~1.4倍上がったメディア様もいますね。男女の割合が50%:50%のマンガアプリでは特に影響値が大きいと思います。

編集部:2つ目の方法は何でしょうか?

岡本:1つの広告枠に、複数のフロアプライスを設定する方法です。例えばネットワークAではフロアプライスをCPM 2,500円、ネットワークBではCPM 2,000円、ネットワークCでは設定しないとします。さらに、各ネットワークに比率を分配する方法ではなく、ウォーターフォールでの配信にします。そうすると、各ネットワークが、設定されたフロアプライスを下回らない価格で配信できるように調整し、もしできない場合は下の階層のネットワークに配信機会を譲ります。
ここでポイントなのが、フロアプライスを設定していないネットワークも用意することによって、低価格帯のimpに関しても取りこぼしなく、収益化することができます。

ウォーターフォール配信の流れ

編集部:実際にnendを利用しているメディアさんはどのように設定していますか?

岡本:nendは幅広い案件が揃っているので、高いCPMと低いCPMのリクエストどちらにも、常に応えられるサービスになっています。そこで、先ほどの説明に当てはめるとネットワークAとネットワークCにnendを設定していただくようおすすめしています。
あるメディア様では、もともと1つの枠で1つのネットワークしか利用していなかったのですが、その枠の一番上の階層と下の階層にnendを入れて他社ネットワークを挟む形で設定し、ウォーターフォールでの配信にしたところ、CPMがiOSでは約1.6倍、Androidでは約1.2倍となりました。

ウォーターフォール配信後の収益性

編集部:そんなに大きな変化があったんですね。

岡本:はい。他のメディア様でもCPMが向上しているので、1枠内に複数ネットワークを掲載するのが手間ではないメディア様にはおすすめの方法です。

アドネットワークだからこそできるプレミアムな提案を

編集部:今後、マンガアプリメディア様と一緒に挑戦したいことはありますか?

岡本:マンガアプリはそれぞれ、そのアプリにしかない特性があると思うんですよね。なので、そのマンガアプリとしかできない取り組みをしていきたいです。例えば、自社のIPキャラクターを活用して広告枠を作成したり、メディア様のIPキャラクターと、広告主様の案件のコラボクリエイティブを作成するなど、方法はたくさんあります。

編集部:実際に、そういった取り組みをされたメディア様はいらっしゃいますか?

岡本:IPキャラクターを活用した広告枠の作成事例はいくつかありますし、コラボクリエイティブは現在試している最中ですね。

編集部:アプリの世界観を崩さずに広告を掲載することができて、収益性も高いのであれば使わない手はないですね!
岡本さんはnendの中でも特にマンガアプリに関する知見があると思うのですが、自分だからこそできる提案はありますか?

岡本:どこの担当者よりもメディア様のマンガアプリを使いこんで提案することですかね。普段から課金もするので、無課金ユーザーだけでなく課金ユーザーのことも考えると広告の導線はどうするべきか、という視点で提案できます。

編集部:いちユーザーとして、動画リワード広告を視聴したりもしますか?

岡本:もちろん見ますが、次回視聴まで待ちきれなくなって結局いつも課金しちゃいます。マンガをできるだけ早く読み進めたいからというのもあるのですが、こんなに良い作品を描いてくれた作者に少しでも還元しなきゃと思っているので、自発的に課金しています。

編集部:感謝の気持ちを込めているということですね。
では最後に、マンガアプリを運営しているメディア様に一言お願いします!

岡本:私たちは広告主様ともメディア様とも直接つながりを持っているアドネットワークなので、データの活用やコラボクリエイティブのように、アドネットワークだからこそできるプレミアムな提案をこれからもしていきたいと考えています。
マンガアプリのマネタイズ面でもしお困りのことがあれば、お気軽に私までご連絡ください!

マンガアプリのマネタイズ担当

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